「スマートキッズベルト」は、チャイルドシートやジュニアシートの代わりになる幼児用の携帯型のシートベルトです。6歳未満の幼児はチャイルドシート(幼児用補助装置)の着用が義務付けられていますが、スマートキッズベルトは警察庁より道路交通法の定める「幼児用補助装置」の適合製品として認められており、チャイルドシートやジュニアシートと同様に利用することができます
このページでは日本ではまだあまり知られていないものの、実は画期的なチャイルドシートの代替品であるスマートキッズベルトの素晴らしさについて説明したいと思います
スマートキッズベルトの安全性
スマートキッズベルトは日本でも警察庁や国土交通省の適合確認を受けていますが、さらにEU(ポーランド・ワルシャワ、スペイン)やUS(アメリカニューヨーク)の安全検査証明取得機関で厳しいクラッシュテストを経て安全認証を取得しています。
チャイルドシートやジュニアシートと比べて、まだまだ知名度が低いですから、安全な製品だろうかとご心配された方もこのページをお読みいただいたかたのなかにはいるかもしれませんが、上記からも安心して使える製品であることが、おわかりいただけるかと思います。
より安全に使うために
適応条件としては、使用する幼児の体重15キログラム以上、36キログラム以下であること(目安として3歳から12歳という年齢もあるようですが、厳密には体重を基準にするのが良いようです)、使用する座席が3点式シートベルトが設置されている自動車の座席であること、があります。その上で装着方法など(こちらのページにて装着方法は説明しております)正しい使い方を理解して使用する必要があります
また、スマートキッズベルト自体は助手席でも使えるものですが、非推奨となっています。これは助手席にエアバッグが搭載されている場合、事故などでエアバッグが発動するとその衝撃が幼児にとって危険になる可能性があるからです。それでも助手席で使用なさりたい場合は、助手席を最大限後ろの位置まで下げ、エアバッグからなるべく距離をとることが必須となります
スマートキッズベルトが適したケース
日本ではまだまだチャイルドシートやジュニアシートが一般的ですが、どのようなひとたちがスマートキッズベルトを選んでいるのでしょうか。クチコミなどから調べてみました
子供が成長して、チャイルドシートを窮屈がるようになってしまった。チャイルドシートを買い替えなければならない → スマートキッズベルトはチャイルドシートよりも安い上に、子供も窮屈でなく快適だと喜んでいる
後部座席にチャイルドシートを2つ並べており、チャイルドシートに挟まれた中央の席(ママの席)が狭い。 → 車を買い替えなくても、上の子供だけスマートキッズベルトに変えたら、後部座席に余裕ができた
レンタカーやカーシェアを使っているが、チャイルドシートの持ち運びに苦労している → これまでは数キロあるチャイルドシートを持ち運んでいたが、スマートキッズベルトはわずか120g、持ち運びが苦ではなくなった
スマートキッズベルトが普及しない理由
これだけ魅力的な製品であるにもスマートキッズベルトが普及しない理由、それはチャイルドシートの代替品として、あまりにも安価だからです。黙っておけば、2万円、3万円のチャイルドシートを買ってくれるお客様にわざわざ3千円の製品(スマートキッズベルトのことです)を売り込む必要はありません。このビジネス上の理由で、スマートキッズベルトはゆっくりとしか普及していかないのです
※ にも関わらず、この素晴らしい製品の存在に気付けた貴方はとてもラッキーです